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「歴史は繰り返す」というが、歴史に能動性があるわけではないのでその言い方は正しくない。

歴史は繰り返されるのだ。
ほかならぬ私たちの手によって。

ある書物には、神は自らに似せて我々を作りたもうたと書かれている。
しかしそうだというのならば、なぜ神は我々をこれほどまでに愚かな存在にしてしまったのだろうか。

私たちは、原始の頃から同じ種族同士の抗争を繰り返してきた。
それは幾世紀もの時を経、いくつかの凄惨な戦争経た今でさえもなお変わっていない。
皮肉なことに、我々がもちうる唯一の「不変の真理」がこれなのだ。

ああ、神よ。御国はあなたのものです。
どうしてあなたは私たちをかくも愚かに創りたもうたのですか。

しかし私は、我々の存在を全く無意味なものだとは思わない。
恐らく、この愚かしい私たちにさえも、そしてこの愚かしさにさえも、神の意図が隠されているはずなのだ。
なぜならば、私たちを作りたもうた神とは<全知全能>なのだから。

つまり、私たちを形作るすべての要素に神の意図、すなわち存在理由を見出すことができるのである。

例えばこの三つの目、八本の腕、そして背中から伸びる大きなニョクリにさえも。


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