心霊写真
「うわあぁぁぁ!」
「なんだ!?どうした!」
「と、と、と、撮れちまったんだ!」
「なにが?」
「ゆ、ゆ、幽霊…。」
「なんだって?」
「昨日彼女と心霊スポット行って、記念に撮っといたんだ。でもまさか本当に写るなんて…。」
「ちょっとその写真見せてみろ。」
「ほ、ほら、これ、これ…。」
「うわっ!なんだこれ!」
「な、すげえはっきり写ってるよなあ。」
「ああ、すげえな、これ。」
「うわー…どうしよう。捨てても大丈夫だろうか。」
「そうだよなあ。今にも呪われそうだもんな。見ろよ、この女の顔。うわぁ…気色わりぃ…。」
「あ、それは俺の彼女。」
「あ、あああ。うん。ね。」
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