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幸福の形



男は「す↓。つ↓ほ↓。」とボタンを押し、そのメールを女に送った。

女は頬を紅潮させながら、「う↓。よ↓。」と返信した。

「好きだ。付き合って欲しい。」

「うれしい。喜んで。」



双方の文字変換の少なさに潜む決定的な違和感。

しかし往々にして、幸福の形とは時代とともに変わってゆくものだ。


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