①男達との再会

ちと反珍道中（旅行記）－どこからか飛んできてメニューが表示されていない人はここをクリック

①男達との再会

７月３日（土）AM ８：００

今まさに男達の旅が始まらんとしているとき、私Ｋはようやく眠りについた・・・
いやはや困ったものである。ただでさえ眠りにつくことが苦手な上、この度はまるで遠足の前日のような興奮が漂いなかなか眠れる心理ではなかったわけである。

でもまあ当初の予定としてこれくらいの時間に就寝しPM１８：００からのアルバイトの直前に起床。旅の間は眠るつもりもなかったわけで、そういった意味ではこれは計算どおり。ドンと来い！といったところだ。嘘じゃねっての。まじまじ。

PM ５：１５

起床。
素晴らしい。またも当初の予定通りバイト直前に起床したのだ。この計画どおり行動に移す姿は、まるでゴルゴ１３を思わせる。

かっこいい！おれ確実にかっこいい！！と鏡の前でひとしきりポーズを決めた後、とぼとぼとバイトへと向かう。

とＫ宅を出た瞬間思わず「んぶおおお」と唸った。

この日は昼に大雨、午後から快晴だったわけである。そのおかげで辺りは湿気まみれ・・・
この中を先発隊２人は歩いて行ったわけだから気の毒で仕方がない。

PM ６:００～１０：００

バイトの女の子達からひそひそクスクスと嘲笑されながらも必死に働く。

何を隠そう私は働き者である。その働きっぷりは影で『奴隷』というあだ名で呼ばれているのではないかとさえ思うほどである。きっとあの女子どももそのことで俺を嘲笑っていたに違いない。もしくはゴルゴという新しいあだ名をつけたのだろうか。

ちくしょう・・・ちくしょう・・・

って別に私の働きっぷりはどうでもいい。その辺はそっとしといてくれ。頼む。

PM １０：００

いよいよ出発のとき。

私はおもむろに暗所保存の１stアルバムを取り出す・・・（CM中）

おお！！合うぞ！！「暗所保存してください」かっこいい！！これほど出発のときに合う曲がこれまであっただろうか（みんな買ってね！！）

冒険の始まりにはもってこいの一曲だね（現在２ndも作ってるぞ！）

とＣＭはここまでにして、モノレール駅まで、あえて徒歩で向かう。もうすでにＫさんも旅の仲間入りをしているのである。

BGM・・・暗所保存してください

PM １０：４０

モノレールに乗り込み一路小倉駅へ

PM １１：００

二日市行きの列車に無事乗り込む。

結局旅の最後に分かるのだが、二日市は大宰府のすぐ近くだった・・・う～ん運命を感じますな。

ともあれ無事席を確保。座れるとはラッキー。しかもトイレの目の前。かぶりつきである。これでいつおなか壊しても安心。超ラッキー！！

そんな車内での一枚。
一人車内で撮ったので表情が暗いのはご愛嬌。

AM ０：００

合流地である古賀駅に到着。

当初のＫさんのビジョンではここで、『駅の隅でダンボールに包まり、苦しそうに眠る２人』と題し、まさにその２人を激写しよう・・・ムフフフ・・・なんてことを考えていた。

ね？面白くない？それって面白くない？

しかしなんと２人はわりとまともな姿で、待合室にて私を街迎えてくれたのだった。

しかしこのときまさに、真の意味で私はこの旅のメンバーに加わったのである。

さあ頑張ろう！！

今男達の旅が始まったのだ！！！

迫り来る困難を皆で乗り越えていこうぜ！！

これこそ青春だよな！！

で？最初の困難は？

あ？宿泊地？

せっかくのこういう機会だからサバイバルも悪くないよな！

それとも人情系でいっとくけ？

野宿か？それとも心優しい方を見つけてお宅に泊めてもらうか？

野宿？

人情？

野宿？

人情？

野宿？

人情？

え？ネットカフェ？？

あ、そう・・・

しかしお二人、さぞかし疲れてるでしょうによく喋る！『ショートショートの広場』（星新一編）に「無人島に遭難して200日。他の誰とも会うことなく過ごした2人の話題は『今日の天気』と『明日の天気』だけだった。」という話があるが、ちょうどそんな感じのところに私が転がり込んだ状態だったのだろうか・・・

ただでさえ普段からronさんといるときのakkkyの発言は『２ちゃんねる』と『ヘビーメタル』だけらしいからなあ・・・正直そんな感じっぽいなあ・・・

なんだかんだで１駅分歩いて
新宮町突入

AM１：００

こうしてこの新宮町にあるインターネットカフェにて一夜を明かすことに・・・

しかしインターネットカフェってのはなかなかいいねぇ！下手にそこらへんのカプセルホテルに泊まるより居ごごち良かったんじゃないかなぁ。

ジュースは飲み放題。ネットもゲームもやり放題。そしてマンガも充実・・・

正直これで風呂があればここに住めるぜ！

なんてことを考えながらスラムダンクを手に・・・面白い・・・・そして泣ける・・・

果たしてあの日、あのネットカフェで泣いていた人は何人いたのだろうか・・・

Ｋさんだけですか。あっそうですか。

それでまあその後スラムダンクの後半を二回し読み、さらに井上雄彦つながりでバカボンドを読みふけることによって、真の意味で夜を明かしたのでした。

さあ夜が明ければ冒険の始まりだ！

②そして冒険は始まる