H美女と入浴
結局脇田から、直方にある「河童の湯温泉」へと道に迷い道に迷い・・・・約一時間・・・
着いた先には、確かに「河童の湯温泉」があった。
少し丘がかった上にその建物はあり、近くには小川が流れていた。
なるほど、小川が近くにあるために、この温泉は「河童」と名づけられたのだな、などと僕らは考えていた。
そしてとうとう入浴したのだ。
思い出の欠片も無い温泉にね。
みんな着いた瞬間のハイテンションに負けて・・・言い出せなかったのかな・・・?
ぱっと見で、すでに何か違うってことをさ
いやひょっとしたら「中に入れば・・・もしかしたら・・・」という望みを断ち切れなかったのかもしれない・・・。
でも
言っちゃうよね
うん解る解る。
俺たちまだわかいんだから
この素直な気持ち大切にしようよ。
さあ、勇気を出して言ってみよう。
何処だよここ!!!???
何でこんな思い出も何も無いところに4時間もかけて来るんだよ!!
でもこの温泉の受付の人によると、河童の湯という名前の温泉は、福岡近辺ではここだけらしい・・・。
あぁ・・・そういうことか・・・・きっと僕らの思い出の河童の湯って・・・どこかの温泉の・・ほんの一部分の呼び名だったんだね。
きっとあの混浴部だけが河童の湯っていう名前だったんだね。
きっとこういうのが、青春の涙っていうんだね・・・
彼を返して。
彼を返して。
彼を返して。
彼を返して。
彼を返して。
彼を返して。
彼を・・・
おい!!気を確かに持てよ!N君(久々登場)!!
まぁそんなこんなで・・・この温泉は腹八分に留め、本当の思い出の地を求め・・・僕らは再び走り始めた・・・。
本当に遅刻しそうなのでIへ続く。
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