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drove



どうやら私には物を書くという才能がない。

というのも、現在ここでエッセイといった類の文章を書いてはいるのだが、これはつまり私の考えるところ、感ずるところのものを文章にしようというものであって、考える感ずるということは内にいながらでも出来る上、例えば「日記」をやっておる方々のような、更新するために出かけなければならぬ、何かせねばならぬ、といった日々の脅迫的苦心苦悩も無く、ネタに困ることも無いはずなのである。

さらに、私というやつは内向的で病的なまでに物思いにふけるタイプであって、考え感ずるといったことはそれこそ無数、無限にある。

つまりエッセイを更新する上で、ネタが無いというような危機的状況はまず起こりえないはずなのである。

しかし、では実際どれほどの数の文章がここに掲載されているか、と見るに、その数字はなんとも情けないもので、では言い訳までに、大事なのは数ではなく内容だよ、と呟いてみたところで、ではこれまで書いてきた文章の内容の重みは如何程か、となるわけ。

これ、私の文才のなさの所以である。

事実、私の手元には、文章化しようとして途中で諦めてしまったトピックが、ここに掲載されている文章の倍はある。

私に才能があり、思い切った切り口でそれを書ききる力さえあらば、読者の皆様から読んでいただける機会を得られてであろう多くの思考が、無能なる主によって形を得ぬまま埋葬されてしまっているのだ。



まあこれらに関しては、私も書くことを諦めたわけではなく、いつか文章化、あるいは別のトピックの修飾として転用しようと企んでいるわけでいいのだけれど、やはりまずいのが、楽しみに(と願いつつ)私の文章を読んでくださっている方々がいるにも関わらず、今のようなペースでちんたら更新しているのでは申し訳が無いというところである。

ということで私反省して、書くペース、というより新しいトピックを掲載するペースを上げたいと思っている次第なのだ。

これはずばり質より量を稼ごうということであるが、私の文章の場合、量を選ぼうが質を取ろうが「私の方が一回り大きいよ」「いや僕だよ」と言い争っているドングリに等しいのであり、案ずるまでもないだろう。

では如何にして掲載できるネタの量を増やそうか。

ここで過去の反省をすると、これまでの文章の書き方というのがまずかったのではないかと思う。というのが、これまでの場合、大体の結論、オチをまず思いつき、それに向かって文章を形作るというのが専らだったのである。

例えば「私は実はフランス人だったのだ」というオチを思いついたとして、まず自分が如何に日本人離れしているかを記す。

箸よりフォークが似合うとか、喫茶はオープンカッフェに限る云々。

で、次に自分をフランス風の名前で呼んでみる。

ポールけい、ジャクリーヌけい、フロリアンけい.etc.etc・・・

で結果、カトリーヌけいに落ち着いたあたりから、次第に語尾が「ボンジュール」「ジュテーム」「ザンス」「ザマス」「シェー」といった、おフランスな感じになってゆき、終いにオチとして「ミーはおフランス人だったんザンス。シェー。」とね、こういった具合。

この作業は一見簡単に見えるかもしれないが、実は恐ろしく難しいんであって、オープンカッフェから如何にしてジャクリーヌけいという流れに運ぶか、どのタイミングでボンジュールと言い始めるかといった問題は解決に困難。

理路整然としておりさらに娯楽的な文章に仕上げるのは並々ならぬ苦悩、苦心が付きまとう上、そこまでして書きあがった文章が少しばかりも面白くないということに震えることもしばしばである、ジュテームジュテーム。



で、今回思ったのが、このような困難さはオチから考えるというこれまでのやり方がまずかったのではないかということ。

話の向かう先、結論を決めずに思うがまま、風に任せて書いてみたら案外すんなりいくのではあるまいか。

すなわち、オチの代わりにキーワードを設け、そのキーワードについてオチではない何処かへと筆を走らせてみようではないか、ということである。



ということで実験的に今回やってみるのが、辞書からキーワードを引きずり出し、そのことに関して知っていようが知るまいが何かしらの文章を書くという、斬新なようでとっくに使い古された書き方なのである。

では早速始めよう。





今回のキーワードは三省堂1997年発行「新グローバル英和辞典第8版から抜粋する。

また、キーワードに主観が入ればこれまで同様の結果となるであろうことから、どこから抜いてくるかは実にアトランダムに行きたい。

ずばり524頁右行、上から8番目の単語が良かろう。





新グローバル英和辞典 P524 L8

キーワード:drove・・・driveの過去形



しまった、思わぬ誤算である。

辞書であるから当然単語が来ると高をくくっていたのだが、driveの過去形ときたもんで、これはかなり書き辛いところがある。

さらに出オチは実にやり辛いよ、ほんと。

どうやら英和辞典は宜しくないようだ、次回があれば和英のほうにしようと思う。

しかし、男に二言は無いというか、せっかくなので書いてみよう。



drove、drive「ドライブする」の過去形である以上、まあ時制の一致云々はこの際忘れて思い切ったことを言ってしまうと、「ドライブした」と解釈できる。

なんで今回はこれまでしてきたドライブについて書こう。

私もこの年になってようやくドライブの楽しさを覚えた。

まあというのは当然で、大体の場合免許を取得したり、車を持ったりし始めるのがこの年代であって、覚えたての娯楽は楽しいもんである。



ドライブのいいところは、なんと言っても、それ自体が目的であるという点だ。

例えば音楽と比較してみると、音楽ももちろんそれ自体が目的である感があるがそれはドライブのそれとは少し異なるだろう。

音楽をする理由は音楽をプレイする、その行為自体が楽しいからである。そういった意味ではそれ自体が目的であると言える。

しかし純粋にプレイすることにのみ喜びを得ているかというとそれではなくて、やはりその先には人前でプレイ出来たら、といった最終的な到達点があるだろう。

つまり、音楽は半分がその行為に目的があり、また半分が別のところに目的があるというわけだ。



これに対しドライブは完全に「それ自体」が目的である。

もちろん目的地を定めるのは常だろう。

海岸、温泉、山、夜景の綺麗な所.etc .etc・・・

しかし、この目的地というのがドライブにおいて、如何程重きがおかれているか、と考えるに、あくまでもこの目的地は建前のものであって、まあドライブはこの辺で、といった目安のために定められたものではないだろうか。

ドライブとは目的地に「着く」ことが目的ではなく、「向かう」道程が目的なのだ。



ここがドライブのいいところ。

というのも、最終地点に目的があるのならば、その過程っちゅうのは、否が応にも気を張ったりするもんで、イライラしたり罵りあったりすることもあろう。

「道に迷っちまったじゃねえか。お前のナビが悪いんでぇ」「いんやてめぇの運転が悪ぃんだよ」とね。

ほいで、最終目的と過程を比率で表せば9:1くらいのものである。

ということは最終地点に目的がある場合、たった10%に満たぬほどの最終目標のために90%の過程に存在する気楽な面白さをというやつを放棄することになりかねないのだ。

しかし、ドライブっちゅうのは、初めから「過程を楽しみましょうね」っていうつもりでやれるもんで、安心であり、なおかつ目的地に無事着くことが出来れば100%丸まる楽しめちゃうのだから、これ完璧であって、非の打ちようがないんである。

ってなんだか途中から話がややこしくなってしまい申し訳なかったが、とにかく私はドライブが好きになったのだ。



実はこの楽しみを覚えるきっかけとなったのが、当サイトの立ち上げのきっかけともなった、あの「思い出の混浴シリーズ」の際のドライブだったりする。

確かあの時私は仮免期間中であったと思うが、その後免許を無事取得して、徐々にドライブに参加する機会を得るようになったのである。

あの時共にバカなことをやったのは、N君とJ君という二人の友人だった。

彼らと私の付き合いは、小学校に上がったころからで、四捨五入をすればなんと20年来の付き合いになる。23歳にして20年来の付き合いなのだから、これはかなり長い。



小中高浪大と時々に友人というやつはいたりいなかったりしたが、まあ大半は縁が切れていくわけで、未だにこうやって集ってはバカやることが出来るっていうのは、俗に言う「腐れ縁」「いい仲間」といったところなのだろう。

彼らとは後日、ダーツで目的地を決めてその地にまつわる思い出を叫ぼうツアーというのを地元でやった。

福岡近辺の地図にダーツを投げて、刺さったあたりから共通の思い出がありそうな場所を探し、目指すというものだ。

結局あの企画は途中で飽きてしまい、「ここがいい、ここに行こう」なんてぇ自分で決めるような趣旨を無視したものになってしまったのだが、これなんか、ドライブの過程を楽しむということを目的としているいい例だと言える。

あれはあれで結構面白かった。また行きましょう。





と以上、「drove」を元に書いてみたが、如何だったろうか。

書いた私から言わせてもらうと、話はかなり統一性を欠いた感があるが、これはかなり書きやすいかもしれない、ってんで今後も更新が滞りそうであればこの手段を使わせてもらうことにするのでよろしく。



ということで、今回のテーマは「drove」でした。ジュテームジュテーム。