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けいの番組たいしょうに関する注意書き



この『けいの番組たいしょう』の文章を読まれると、恐らくとぉっても不自然な感じを受けるかと思う。まるで二人の人物が同じテーマで書こうとして失敗したような、ちぐはぐな感じがあるのではなかろうか。

実はそれもそのはずなのだ。

というのも、この文章は21歳の僕によって一端完成され、23歳の僕によって加筆・訂正されかけたものの途中で諦められてしまい、そのまま放置されてしまっていたものだからだ。

そしてそうこうしているうちに、前サーバー(ahoo JAPAN)から追放されてしまったため、修正することが実質不可能となり、今の今まで(つまり2008年4月、ちなみに26歳になりました)そのまま忘れ去られてしまっていた。



物を書く上で、21歳の僕と23歳の僕との間には、厳然とした違いがあった。

21歳の僕は、インターネットデビュー間もなく、ホームページを初めて作成し、文章をアウトプットする喜びを覚えたころだった。

とにかくめちゃくちゃなことを言って、インパクトが足りないところは無数の改行と無駄なフォントいじりを駆使することでなんとかしよう、といった考えで文章を書いていた。

たとえばこのように。











ひょっこい



一転して、23歳の僕はこのフォントいじりをなんとか脱し、まともな文章で人を楽しませたいと奮闘していた。

「改行&フォントいじり」という手法は、文章を面白げにする上で非常に楽ではあるけど、また非常に安直なものでもあるからだ。

その反省のもと、23歳の僕はそれらの手法を封印しようとしていた。そしてその手法を安易に使用したすこし前の自分の文章を、僕は嫌っていた。今思えば非常に潔癖になっていたのだと思う。



先日、当サイトの移行作業を久々に再開した際、今一度この『けいの番組たいしょう』を読み直してみると、21歳の僕が書いた文章もノットソーバッドな感じで、意外と面白いことに気づいた。

23歳の僕が書いた部分もいささか硬質ではあるが、悪くはない。

何より、同一人物によって書かれたにもかかわらずタイムラグによって生じたこのちぐはぐな文章、それ自体が今の僕には興味深く感じられた。

そのためこのちぐはぐな文章は、ちぐはぐなままでここに復元することにした。



今回、こうして復活するにいたった『けいの番組たいしょう』は、二人のKによって書かれている。

21歳と23歳、若かりし僕同士の衝突を思いつつ本編を読んでいただけると、稚拙なものながら少しは楽しんでもらえるのではないかと思い、ここに注意書きを付した。



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