
けいの番組たいしょう
先日実家へ帰ったところ、あるカセットテープが発見された。
題して、
「けいの番組たいしょう」
なんだかよく分からないけど、なんかこう・・・グっとくるタイトルじゃないか。
切り口が大胆というかさ。番組たいしょう。
だいぶ古めかしい容姿と、この題から察するに、私がまだ小学生のころ、自分で決めた番組たいしょうをこのテープにまとめておいた、いったところだろうか。
まあ、みなさんも同じような経験があるだろう。
しかし「たいしょう」が平仮名なところ、ミソだなあと思う。
普通であれば「たいしょう」といえば「大賞」である。「日本歌謡大賞」などのように。
しかし、当時の私というのが、なんというかズレた、いやちょっと甘いかな、いかれた、う〜んいいや、思い切って、キチ〇イのようなヤツだったので、上記の大賞という意味でこのタイトルをつけていたとは到底思いがたい。
きっと勘違いの一つや二つしとるはずなのだ。
この場合、あくまで憶測ではあるが、「たいしょう」=「大将」
だったのではないかと、私は睨んでいる。
当時はドラマ「はだかの大将」の再放送をかじりつくようにみたもんなあ。お、おむすびください。
つまり「みんな〜番組大将が来たぞ〜逃げろ〜」「わ〜ん。番組大将〜もういじめはやめてよ〜」みたいなことなのだ。恐ろしい話である。
タイトルの時点でこのような憶測が飛び交うのだから、内容となると想像だけでもおぞましい。
万が一、K少年のなりきりラジオDJなんかが流れ始め、「やあみんな元気かい?今日もいかしたナンバーかましていくぜ!!」などといわれた日にゃあ大変である。
タイトルコールの「けいの番組たいしょう〜!!」という叫びとともにノックアウトは免れない・・・
これは危険だ。恐ろしい。
明日のワイドショーの見出しで『21歳成年。カセットを聞いてショック死〜死因はあまりにもショッキングなカセットテープ』などと表され、全国ネットで放送された日にゃあ末代まで笑いものにされてしまうではないか。
といいつつもちゃっかり聞く準備を始めているところが私の悪いところ。
明日のワイドショートップ記事は免れ得ないのか!?
哀れ、我が末裔の運命やいかに!?
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